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ヘアケア情報

2025/12/24 14:24



枝毛・切れ毛の原因を知ろう


髪のダメージを引き起こす外的要因とは?

枝毛や切れ毛は、さまざまな外的要因によって引き起こされます。その主な要因として、摩擦、薬剤、熱、紫外線が挙げられます。

まず、摩擦によるダメージは特に髪が濡れているときに起こりやすいです。濡れた髪は内部構造が一時的に弱くなり、タオルで強く拭いたり、硬いブラシで無理にとかしたりするとキューティクルが剥がれやすくなります。

次に、ヘアカラーやパーマなどで使用される薬剤も大きな原因です。特に過酸化水素などの成分は、髪のキューティクルを開き、内部の水分が流出して枝毛の原因になります。また、縮毛矯正では薬剤を塗布したままコーミングを繰り返すことが髪を傷める大きな要因と言えます。

さらに、ヘアアイロンやドライヤーの高温設定も髪のダメージを加速させます。推奨される温度以上で繰り返し髪に熱を与えると、キューティクルが溶けたり焼けたりする可能性があります。

最後に、紫外線も見逃せない外的要因の一つです。紫外線は髪の内部にまでダメージを与え、キューティクルを劣化させます。その結果、髪が乾燥しやすくなり、パサつきや切れ毛が進行してしまいます。

過度なケアが招くトラブル

枝毛や切れ毛を防ぐためにヘアケアを心がけるのは大切ですが、間違ったケアや過度な施術は逆効果になることがあります。

たとえば、シャンプーを1日に何度も行うことはNGです。頭皮や髪に必要な皮脂や水分まで奪ってしまい、結果として髪が乾燥して傷みやすくなります。
また、ヘアマスクやトリートメントを頻繁に使用しすぎるのも注意が必要です。過剰な栄養分が髪に残ると重くなり、髪そのもののハリやコシを奪う原因となることがあります。

さらに、適切でないヘアアイロンの使い方や過剰なスタイリングもトラブルを招きます。ヘアアイロンを毎日高温で使用すると、髪が熱に耐えられず、切れ毛や枝毛が増えてしまいます。また、頻繁なカラーリングやパーマもこれに該当します。髪のダメージが蓄積すると、気づいたときには手遅れになる場合も少なくありません。

正しいヘアケアを習慣づけることが、枝毛・切れ毛を防ぐための最初のステップです。無理なケアや過度な施術を避けるよう心がけましょう。


枝毛・切れ毛を防ぐための基礎知識


シャンプーとコンディショナーの選び方

枝毛や切れ毛を防ぐためには、髪の状態に合ったシャンプーとコンディショナーを選ぶことが重要です。特に、ダメージケア専用の製品や、保湿成分が豊富に含まれたものを選ぶとよいでしょう。成分表にアミノ酸系洗浄成分(例:ココイルグルタミン酸Na)が含まれているものは、髪や頭皮を優しく洗い上げてくれるためおすすめです。

また、コンディショナーには、保湿効果が高いアルガンオイルやシアバターなどが含まれているものを選ぶと、髪にうるおいを与え、枝毛・切れ毛の進行を予防することができます。

髪を守る乾かし方とブラッシングの方法

髪を乾かす際には、ドライヤーを髪から20cm以上離し、低温または弱風に設定することが理想的です。熱ダメージを避けたい場合は、あらかじめタオルドライをしっかり行い、余分な水分を取り除きましょう。
また、ブラッシングをする際には、目の粗いコームを使い、毛先から優しくとかすことで髪に余計な摩擦を与えません。

寝る前のブラッシングは、寝癖防止だけでなく、髪全体に皮脂を行き渡らせることで、健康的なツヤ髪を保つヘアケア習慣にもつながります。

紫外線や熱ダメージから髪を守るポイント

紫外線や熱ダメージから髪を守ることも、枝毛・切れ毛を防ぐための重要なポイントです。外出時には、UVカットスプレーを髪全体に吹きかけ、帽子や日傘を利用して物理的に紫外線を遮断するのがおすすめです。

また、ヘアアイロンやコテなどの高温ツールを使う場合は、事前にヒートプロテクトスプレーを髪に塗布する習慣をつけましょう。これにより、髪をしっかり保護しつつ、スタイリングも楽しむことができます。


枝毛・切れ毛ができたときの対処法


セルフケアでできる応急処置

枝毛や切れ毛ができてしまった場合、まずは早めの対処が大切です。セルフケアとしては、枝毛の進行を防ぐためにダメージ部分を早期に取り除くことが重要です。専用のカット用ハサミを使用して枝毛部分をカットすることで、裂け目の進行をストップさせることができます。

もし切れ毛が目立つ場合は、ヘアオイルや洗い流さないトリートメントを使用すると、髪がしっとりまとまりやすくなります。

また、ヘアマスクを活用するのもおすすめです。週に1〜2回のヘアマスクで髪内部の栄養補給を行い、枝毛や切れ毛が進行するのを防ぎましょう。選ぶ際は、補修効果が期待できる成分が含まれている商品を選ぶと良いです。

さらに、ドライヤーやヘアアイロンの使用を見直すことも忘れてはなりません。熱ダメージを軽減するために、ドライヤーの温度を低めに設定し、適切な距離を保つことを意識しましょう。

美容室でできるカットやトリートメント

セルフケアでは対応しきれない場合、美容室でのプロの施術を検討しましょう。枝毛や切れ毛が多い場合、美容師に相談し、根元から適切にカットしてもらうことで、髪の見た目が一気に整います。

髪のダメージが目立つ場合には、「トリートメント施術」が特におすすめです。美容室で実施される高濃度のトリートメントは、自宅では得られない深い補修効果を期待できます。

また、美容室では髪のダメージ状態に合わせたプランを提案してもらえるため、枝毛や切れ毛を防ぐための適切なケア方法を教えてもらうこともできます。さらに、今後ダメージを防ぐためのヘアケア習慣についてアドバイスを受けることも、美髪を保つための有効なステップです。


美髪をキープするための生活習慣


バランスの良い食事が髪質を左右する

美髪を維持するためには、栄養バランスの取れた食事が欠かせません。髪は主にたんぱく質からできているため、魚、肉、大豆製品などの良質なたんぱく質をしっかり摂ることが重要です。また、亜鉛や鉄分などのミネラル、ビタミンB群も健やかな髪の成長に役立ちます。

これらの栄養素が不足すると、枝毛や切れ毛といったトラブルを引き起こす可能性が高まります。日々の食事でこれらの栄養素を意識的に取り入れることが、髪の内側からのケアにつながります。

十分な睡眠とストレスケアで美髪をサポート

睡眠不足やストレスの影響は、髪の健康にも直結します。髪の成長は夜間の睡眠中に活発になるため、十分な休息を取ることが大切です。特に、成長ホルモンが分泌される22時〜2時の間に質の良い睡眠をとる習慣を身につけることで、髪の成長を促進できます。

また、ストレスはホルモンバランスを乱し、抜け毛や髪のダメージを悪化させる要因です。適度な運動やリラクゼーションを取り入れて、心身をリフレッシュさせることも美髪ケアの重要なポイントです。

定期的なメンテナンスでダメージを最小限に

美髪をキープするためには、定期的なヘアメンテナンスが必要です。枝毛や切れ毛は放置するとさらに広がるため、定期的に美容室でカットすることをおすすめします。また、自宅でのヘアケア習慣にも注目しましょう。

週に一度はヘアマスクやトリートメントを取り入れて、深い潤いを与えるとともにダメージを予防します。
さらに、ヘアオイルを活用すれば、髪の表面をコーティングし、紫外線や熱ダメージから髪を守ることができます。こまめなケアが美しい髪を長く維持する秘訣です。



本記事は、美容業界で30年以上のキャリアを誇り、全国規模でサロンを展開する経営者である高橋正和氏の監修のもと、作成されています。長年の実績と専門知識に基づき、信頼性の高い実用的な情報をお届けします。

監修者プロフィール

高橋正和(美容師/サロンオーナー)

美容師歴30年以上のベテランとして、多くの顧客から支持を集め、その卓越した技術と深い知識で業界をリードしています。さらに、全国展開する美容サロンの経営者として成功を収め、組織運営や教育にも携わっています。

これまでにカットコンテストでの複数回の優勝経験や、ヘアショー出演を通じて、業界への多大な貢献を果たしており、プロフェッショナルとして高い評価を受けています。


本記事は、読者の皆様に価値ある情報を提供することを目指して、専門的な視点で丁寧に監修されています。